コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

王統照 おうとうしょうWang Tong-zhao

4件 の用語解説(王統照の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

王統照
おうとうしょう
Wang Tong-zhao

[生]光緒23(1897)
[没]1957.11.29.
中国の小説家,詩人。山東省諸城県の人。字,剣三。沈雁冰,鄭振鐸 (ていしんたく) らと,文学研究会の創立に参加。新聞『晨報』の付刊『文学旬刊』,雑誌『文学』の編集にあたりながら創作活動を続けた。抗日戦中は姿を隠していたが,戦後山東に帰り,山東大学に勤務。また山東省文化局局長などの職についた。美と愛を追求する理想主義的な作風。代表作『一葉』 (1923) ,『黄昏』 (30) ,『山雨』 (33) ,短編集『春雨之夜』 (24) ,詩集『童心』 (25) ,『この時代』 (32) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

おうとうしょう【王統照 Wáng Tŏng zhào】

1897‐1957
中国の作家,詩人。字は剣三。山東省出身。文学研究会発起人の一人。《文学》月刊などの編集にもたずさわった。〈愛〉と〈美〉に力点を置くやや芸術主義的作風から,しだいに現実主義的色彩を強めていった。満州事変後の北方農村の経済的破産を描いて発禁に遭った長編《山雨》(1933)は,同種の題材の作品群の中でも屈指のものに数えられる。ほかにも《一葉》《黄昏》などの長編があり,詩集には《童心》《この時代》などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

おうとうしょう【王統照】

1897~1957) 中国の小説家・詩人。字あざなは剣三。山東の人。文学研究会の発起人の一人。知識青年を描く短編集「春雨の夜」や詩集「童心」で知られる。ワン=トンチャオ。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

王統照
おうとうしょう / ワントンチャオ
(1899―1957)

中国の作家。山東(さんとう/シャントン)省諸城県生まれ。字(あざな)は剣三。1918年北京(ペキン)中国大学予科入学。『曙光』の編集に携わり、美学論、詩、小説などを発表。21年、文学研究会発起人の一人となる。卒業後、北京大学講師、中学教員となる。この時期、長編『山雨』(1933)を発表、日本軍侵略による民族的危機を背景に、当時の北方農民が土匪(どひ)、軍閥、地主等の圧迫に苦しむ状況を克明に描写した。抗日戦中は上海(シャンハイ)の大学で教鞭(きょうべん)をとるかたわら、36年『文学』主編、41年開明書店編輯(へんしゅう)となる。解放後、作家協会常務理事、山東省人民委員会委員などを務めた。ほかに短編集『春雨の夜』(1924)、詩集『この時代』(1934)など。[白水紀子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

王統照の関連キーワードフィリピン革命ダート・バンドプリンススカイラインALSID-1型民生エアサスペンションバス岸信介内閣テレビドラマ奈良(市)日活(株)日中関係北欧映画

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone