生動(読み)セイドウ

デジタル大辞泉 「生動」の意味・読み・例文・類語

せい‐どう【生動】

[名](スル)いきいきと動くこと。特に、文字絵画などの今にも動きだすような趣にいう。「画面生動する春の気配」「気韻生動
[類語]活動動き運動行動蠢動しゅんどう躍動活躍奔走動く動き回る働く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生動」の意味・読み・例文・類語

せい‐どう【生動】

  1. 〘 名詞 〙 生き生きとしていること。特に、文字・絵画などの、いまにも動き出そうとするかのような生き生きとした趣をいう。
    1. [初出の実例]「宝絵録に云く〈略〉天機生動、洞壑幽深、直ちに是れ化工して其の掌握に在り」(出典:随筆・絵事鄙言(1799))
    2. 「整美なること彫塑に似たる夢思とを恣にして之に生動の気を与ふ」(出典:海潮音(1905)〈上田敏訳〉ボドレエル評)
    3. [その他の文献]〔画史‐晉画〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「生動」の読み・字形・画数・意味

【生動】せいどう

いきいきとしている。〔画史、晋画〕之の維天・女飛仙は、余が家に在り。女箴の卷は、劉方の家に在り。已上は筆生動し、髭髮(しはつ)秀潤なり。

字通「生」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android