デジタル大辞泉 「気韻生動」の意味・読み・例文・類語 きいん‐せいどう〔キヰン‐〕【気韻生動】 中国画の理想で、生気が満ちあふれていること。5世紀末の南斉の画論家謝赫しゃかくが、「画の六法りくほう」の第一にあげる。→六法 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「気韻生動」の意味・読み・例文・類語 きいん‐せいどうキヰン‥【気韻生動】 〘 名詞 〙 絵や書などの気品、風格が生き生きと感じられること。中国南斉の画家、謝赫(しゃかく)が初めて画論の中で使った言葉で、画の六法の一つでその第一。もとは人物画だけに言ったが、唐代以降絵一般に用い、古来東洋画の神髄を表わすものといわれる。[初出の実例]「夏文彦が其の図絵宝鑑に気韻生動を神品と称し」(出典:日本画の過去将来に就いて(1902)〈高山樗牛〉五)[その他の文献]〔輟耕録‐巻一八・叙画〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
四字熟語を知る辞典 「気韻生動」の解説 気韻生動 絵や書などの気品、風格が生き生きと感じられること。 [活用] ―する。 [使用例] 夏文彦がその図絵宝鑑に気韻生動を神品と称し[高山樗牛*日本画の過去将来に就いて|1902] [使用例] 神品です。気韻生動し、筆勢墨色卓越して、到底この画境は他人の窺い知れぬことの出来ないものでしょう[三浦朱門*冥府山水図|1951] [解説] 中国南斉の画家、謝しゃ赫かくが画論の中で使った言葉で、画の六法の第一。もとは人物画だけに言ったが、唐代以降絵一般に用い、古来東洋画の神髄を表すものといわれる。「気韻」は(すぐれた作品などに感じられる)気品のある趣の意。「生動」は書画などが生き生きとしていて動きがあること。 出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「気韻生動」の意味・わかりやすい解説 気韻生動【きいんせいどう】 中国絵画の理想を表した言葉。《古画品録》序の六法の第1にあげられ,対象の生命,性格が画面にいきいきと表現されること。時代により多少変化し,北宋の郭若虚によって,気韻は題材の如何にかかわらず,作家の人格が画面に反映するものであると規定され,これが文人画の主張の中核となって,明清時代まで受け継がれた。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by