気韻生動(読み)キインセイドウ

  • きいんせいどう キヰン‥
  • きいんせいどう〔キヰン〕

百科事典マイペディアの解説

中国絵画の理想を表した言葉。《古画品録の六法の第1にあげられ,対象の生命性格画面にいきいきと表現されること。時代により多少変化し,北宋郭若虚によって,気韻題材の如何にかかわらず,作家人格が画面に反映するものであると規定され,これが文人画主張中核となって,明清時代まで受け継がれた。

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大辞林 第三版の解説

中国絵画の品評基準の一。気韻が躍如としているさまをいい、文人画でことに重視された。張彦遠はこれを執筆中の画境の生命性の反映とし、郭若虚は画家の精神性の表現とした。 → 六法

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 絵や書などの気品、風格が生き生きと感じられること。中国南斉の画家、謝赫(しゃかく)が初めて画論の中で使った言葉で、画の六法の一つでその第一。もとは人物画だけに言ったが、唐代以降絵一般に用い、古来東洋画の神髄を表わすものといわれる。
※日本画の過去将来に就いて(1902)〈高山樗牛〉五「夏文彦が其の図絵宝鑑に気韻生動を神品と称し」 〔輟耕録‐巻一八・叙画〕

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