20世紀日本人名事典 「田中宏」の解説 田中 宏タナカ ヒロシ 明治・大正期の獣医学者 東京帝大名誉教授。 生年安政6年1月29日(1859年) 没年昭和8(1933)年1月27日 出生地薩摩国鹿児島(鹿児島県) 学歴〔年〕駒場農学校〔明治15年〕卒 学位〔年〕獣医学博士〔明治32年〕 経歴明治15年母校・駒場農学校の助教授、東京農林学校教授などを経て、33年東京帝大教授に就任。家畜解剖学の基礎を確立し、また養豚の開発に努める。退官後は名誉教授となり、畜産界の指導に尽力する。大正11年文部省より、15年中央畜産会より表彰された。著書に「家畜医範」「家畜解剖図譜」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中宏」の解説 田中宏(1) たなか-ひろし 1859-1933 明治-昭和時代前期の獣医学者。安政6年1月29日生まれ。母校駒場農学校の助教授,東京農林学校教授などをへて,明治33年東京帝大教授。家畜解剖学の基礎を確立し,また養豚の開発につとめ,畜産界の指導にもつくした。昭和8年1月27日死去。75歳。薩摩(さつま)(鹿児島県)出身。著作に「家畜医範」「家畜解剖図譜」。 田中宏(3) たなか-ひろし 1937- 昭和後期-平成時代の社会運動家。昭和12年2月9日生まれ。アジア学生文化協会勤務をへて,昭和57年愛知県立大教授。戦時下に中国人労働者が蜂起(ほうき)した花岡事件を研究。指紋押捺(おうなつ)廃止など在日外国人の人権擁護運動をすすめた。東京出身。東京外大卒。著作に「虚妄の国際国家・日本」「在日外国人」など。 田中宏(2) たなか-ひろし 1932- 昭和後期-平成時代の電子技術者。昭和7年10月22日生まれ。37年キヤノンカメラ(現キヤノン)に入社。平成5年副社長。9年キヤノンアプテックス社長。ゼロックスに対抗できる普通紙複写機NPシステムを開発,実用化。のち卓上小型複写機ミニコピアを開発した。神奈川県出身。早大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by