20世紀日本人名事典 「田口運蔵」の解説
田口 運蔵
タグチ ウンゾウ
大正・昭和期の社会運動家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
大正・昭和期の社会運動家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
大正・昭和期の社会運動家。明治25年5月1日新潟県新発田(しばた)町で生まれる。第二高等学校中退。1914年(大正3)、外国船の密航者となり海外での放浪生活を始める。18年アメリカに渡り片山潜(せん)と知り合い、ランド・スクールに通い、翌年11月に在米日本人社会主義者団を結成し、アメリカ共産党に入党した。21年4月コミンテルン第3回大会に出席のためモスクワに赴き、大会の議長に選ばれ演説する。23年2月、日ソ国交回復の予備交渉のためにヨッフェが来日したとき、その事実上の秘書として帰国し、熱海(あたみ)における後藤‐ヨッフェ会談の通訳として活躍。『改造』『文芸戦線』などで執筆活動を続けたが、昭和8年10月26日死去した。著書に『赤旗の靡(なび)くところ』(1929)、『赤い広場を横切る』(1930)など。
[山田敬男]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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