田町村(読み)たまちむら

日本歴史地名大系 「田町村」の解説

田町村
たまちむら

[現在地名]真野町しん

新町村の南に続き、南は渋手しぷて村、東は吉岡よしおか村。集落は真野湾沿いにある。元禄七年(一六九四)検地帳(新町区有)では田畑とも各三反余。屋敷持は一四筆で地字浜方に集中し、山方一筆のみある。地字釜土かまのと古川ふるかわではかつては製塩が行われていたと思われる。

田町村
たまちむら

[現在地名]三重町小田おだ 田町

久原くばる村の南、北流する中津無礼なかつむれ川東岸にあり、南西北西流してきた奥畑おくばた川が西部で中津無礼川に合流する。近世を通じ臼杵藩領。慶長二年(一五九七)の三重郷検地帳写(渡辺家文書)には田町村と小津留こづる村を合せた一冊が含まれ、村位は中。同一一年の惣御高頭御帳では高一九四石余、上ノ村組に属した。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳によれば田方一〇一石余・畑方一二六石余、柴山などありと注記される。

田町村
たまちむら

[現在地名]小倉北区青葉あおば一―二丁目・金田かなだ三丁目

菜園場さえんば村の南東に位置し、村域は小倉城下外堀から板櫃いたびつ川を越えて広がる。元禄国絵図に田町村とみえる。郷村高帳では高三九一石余、うち新田高二五二石余。幕末の各村覚書では本高一三八石余、田二町九反余・畠二二町五反余、物成八七石余、ただし「居家無御座候」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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