デジタル大辞泉 「留置く」の意味・読み・例文・類語 とめ‐お・く【留(め)置く】 [動カ五(四)]1 他にやらないでそのまま置いておく。「辞表を部長のもとに―・く」2 人を他所に行かせないでその場にとめておく。「妻子を郷里に―・く」「泥酔者を留置場に―・く」3 忘れないように書きしるしておく。「約束の日時を手帳に―・く」4 やめたままにしておく。「仕事はそこで―・いてあとの指図を待つ」[類語]留める・取り残す・残す・残る・居残る・残留する・とどめる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「留置く」の意味・読み・例文・類語 とめ‐お・く【留置】 〘 他動詞 カ行五(四) 〙① その場所に残しておく。置いておく。[初出の実例]「ことのはは散りもやするととめをきて今日はみからもとふにやはあらぬ」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)「故郷に留置(トメおき)し妻子共は」(出典:太平記(14C後)一一)② 他の所に行かないようにとどめておく。じっとさせておく。動かさないでおく。[初出の実例]「あのみだいが三月と申、とめをひたりとも」(出典:説経節・説経苅萱(1631)上)③ 忘れないように書きとめておく。書き残しておく。[初出の実例]「汝らが名を申上れば、後記に留置せられうとの御事じゃ」(出典:虎寛本狂言・三人夫(室町末‐近世初))④ 郵便局などで、ある期間、他へ移さずそのまま保管しておく。[初出の実例]「野戦郵便局又は艦船郵便所に留め置くべき郵便物に対しては」(出典:風俗画報‐二八四号(1904)軍事郵便規則)⑤ そのままにしておく。ほったらかしにしておく。うっちゃっておく。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例