日本歴史地名大系 「白石平野」の解説
白石平野
しろいしへいや
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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佐賀県南部、有明(ありあけ)海湾奥部にある平野。広義の佐賀平野の一部で、とくに北の六角川(ろっかくがわ)と南の塩田川(しおた)との間の平野部をいう。ほとんどが杵島(きしま)郡の白石に属する。西方には万葉の名山杵島山があり、古代の条里制遺構も認められる。東方に向け近世以降開発の搦(からみ)名などの広大な干拓地が広がり、地先に国営有明干拓地をみる。水不足に悩み、深井戸灌漑(かんがい)が普及したが、地盤沈下を招き、用水対策に追われていた。2012年(平成24)には当平野への灌漑などを目的とした嘉瀬川ダムが、佐賀市北東部の嘉瀬川上流部に完成している。典型的な米どころであるが、麦、大豆の生産、「しろいし牛」で知られる畜産も盛ん。ほかに特産の蓮根(れんこん)、タマネギ、イチゴなどが知られる。この地方の伝統建築「くど造り」民家(屋根の棟がコの字状になっており、くど(かまど)の形に似ている)が分布している。
[川崎 茂]
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