百舌鳥古市古墳群(読み)モズフルイチコフングン

共同通信ニュース用語解説 「百舌鳥古市古墳群」の解説

百舌鳥・古市古墳群

百舌鳥もず古市ふるいち古墳群 大阪府の堺市羽曳野市藤井寺市にまたがる二つの古墳群。古代王権の形成期に当たる4世紀後半~6世紀前半の有力者の墓が密集前方後円墳円墳、方墳など200基以上が築かれ、うち89基が現存する。保存状態の良い49基が2019年、世界文化遺産に登録された。大山古墳ほか宮内庁応神天皇陵とする国内2位の大きさの誉田御廟山こんだごびょうやま古墳なども含まれる。

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世界遺産詳解 「百舌鳥古市古墳群」の解説

もずふるいちこふんぐん【百舌鳥-古市古墳群】

2010年に日本の世界遺産暫定リストに記載された古墳群。大阪平野の南部にある堺市・藤井寺市・羽曳野(はびきの)市一帯に広がる百舌鳥・古市古墳群には4世紀後半から6世紀前半に築造された古墳91基がある。特に、百舌鳥古墳群にある仁徳陵古墳は日本最大の古墳で、エジプトピラミッド、中国の秦始皇陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられている。世界遺産への登録をめざす資産には、百舌鳥古墳群(仁徳陵古墳、反正陵古墳履中陵古墳など)の43基、古市古墳群(応神陵古墳、仲姫陵古墳、仲哀陵古墳など)の44基。古墳の大半は宮内庁によって管理されている皇室財産であり、立ち入りが禁止されてきたために、その保存状態はよいが、発掘調査が進まず、その歴史的価値の証明が十分でない。また、古墳群は大阪の市街地に取り囲まれ、世界遺産に求められる充分な緩衝地帯がない点も指摘されている。

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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