コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

百論 ひゃくろん

4件 の用語解説(百論の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

百論
ひゃくろん

インドの提婆 (だいば) の著。鳩摩羅什 (くまらじゅう) が漢訳。2巻。 100の詩句とそれに対する注釈とから成る。内容は三宝に対する帰敬序に始まり,龍樹の空観の立場から,サーンキヤ,バイシェーシカ,ニヤーヤなど仏教以外のインド哲学諸派の世界観,人性論,解説論を論破し,仏教の正しい見解を示す。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ひゃくろん【百論】

仏教書。2巻。提婆(だいば)著。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳。竜樹の「中論」に基づいて空(くう)の思想を明らかにしたもの。三論の一で、三論宗の依拠書。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

ひゃくろん【百論】

仏書。二巻。提婆だいば著、世親釈、鳩摩羅什くまらじゆう訳という。中道の立場からあらゆる迷いの見解を打ち破ることを意図する。三論の一。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

百論
ひゃくろん

アーリヤデーバ(聖提婆(しょうだいば)、2~3世紀)の著作。「経」(修妬路(しゅとろ)、スートラ)とよばれる著者自身の簡略な本文と、それに対して婆数(ばす)が加えた注釈とが、漢訳として現存。師ナーガールジュナ(龍樹(りゅうじゅ))の『中論』に基づいて、自我・常住な実体などについての他学派の学説を批判することによって、空(くう)の思想を明らかにしたもの。同一の著者による『四百論』が「百論」と称されることがあるが、それは別の著作。『百論』は中国で『中論』『十二門論』と並んで三論の一つとされ、三論宗の基礎となった。[江島惠教]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百論の関連キーワード鳩摩羅什旧訳三論提婆提婆達多道生四聖十二門論提婆達多品羅什三蔵

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone