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皮膚がんの増加 ひふがんのぞうか

家庭医学館の解説

ひふがんのぞうか【皮膚がんの増加】

 人口の高齢化にともない、皮膚がんにかかるお年寄りが増えています。外界に接する皮膚には、紫外線や大気中の化学物質が強く作用しています。長い年月にわたって、これらの影響を受けてきたお年寄りの皮膚には、すでにがんができやすい素地ができているわけです。
 また、皮膚にけがなどの機械的刺激などがくり返し加えられたり、肌を不潔な状態にしておくのも皮膚がんを発生しやすくすると考えられています。
◎予防法と早期発見
 皮膚がんの予防には、まず過度の日光照射を受けるのを避けることがたいせつです。これは若いころから心がけるべきで、とくに海水浴やスキーなどに注意します。
 つぎに、皮膚の清潔を心がけること、特定の部位にくり返し強い刺激を受け続けないように気をつけることです。発がん性のある物質に触れる可能性がある仕事や趣味を行なう場合は、防護をはかるようにしましょう。
 もう1つたいせつな点は、病気による変化が皮膚の表面に生じるため、どのがんでも早期の段階で発見できるということです。早期がんの段階で発見できれば、どんな皮膚がんも簡単な治療で完治します。
 1年に数回で結構ですから、足底なども含め、全身の皮膚をくまなく自分で調べるようにしましょう。背中など自分でよく見えない部分は家族に見てもらうとよいでしょう。そして、少しでも疑わしい病変を見つけたら、皮膚科専門医の診察を受けるようにしてください。
 顔に生じた黒褐色の扁平な病変はメラノーマの早期病変の一例ですが、このような早期がんを専門家でない人が正確に区別することはかなりむずかしいのです。自己判断せず、皮膚腫瘍の専門家の判断を受けるようにしましょう。
 以上のようにすれば、手遅れになることはなくなり、皮膚がんで命を失うこともなくなるはずです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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