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皮膚呼吸 ひふこきゅうcutaneous respiration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

皮膚呼吸
ひふこきゅう
cutaneous respiration

体表で行う呼吸をいう。もともと体表面は酸素を通過させることができ,進化の結果として,体表の一部が外方へ突き出て拡大されたり () ,内方へ折込んで空所になったり (鰾や肺) して呼吸器官が形成された。ミミズやヒルなど,このような特別の呼吸器官をもたない動物では皮膚呼吸にたよることになる。呼吸器官をもったものでも,皮膚呼吸をする動物は多い。したがって,皮膚呼吸量は進化の度合いに応じて減少する。たとえば人間の場合は,平均して総呼吸量の 0.5~0.6%程度の皮膚呼吸を営んでいるとされているが,カエルは全呼吸量の 30~50%である。

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デジタル大辞泉の解説

ひふ‐こきゅう〔‐コキフ〕【皮膚呼吸】

動物で体表を通して行われる酸素炭酸ガスとの交換作用。特別の呼吸器官をもたないミミズ・ヒルなどにみられるが、カエル・ウナギなど多くの動物で鰓(えら)呼吸肺呼吸と併用され、人間もわずかに行っている。

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百科事典マイペディアの解説

皮膚呼吸【ひふこきゅう】

皮膚を通して行われる外呼吸呼吸)をいう。小型で体制の単純な水生無脊椎動物などではこれのみでこと足り,特別な呼吸器の発達をみないものが多い。二酸化炭素は特に皮膚を透過しやすく,有肺の両生類(カエルなど)で気体交換の50%近く,ヒトでは0.6%ほどが皮膚による。
→関連項目表皮

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大辞林 第三版の解説

ひふこきゅう【皮膚呼吸】

( 名 ) スル
動物の体表を通して行われる外呼吸。特別な呼吸器のない動物の呼吸方法であるが、呼吸器をもつ動物でも多くのものが皮膚呼吸を併用している。

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世界大百科事典内の皮膚呼吸の言及

【呼吸】より

…たとえば,カエルで調べたところでは,冬眠中は必要なO2の2/3以上を皮膚からとっており,CO2の排出は年間を通じて肺よりも皮膚からの方が多い。皮膚呼吸のために,カエルの皮膚はつねに湿っている必要があり,これがカエルが水辺から離れられない理由の一つである。鳥類や哺乳類では皮膚呼吸の割合はきわめて少ない。…

※「皮膚呼吸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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