矛先(読み)ホコサキ

精選版 日本国語大辞典 「矛先」の意味・読み・例文・類語

ほこ‐さき【矛先・鉾先・鋒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ほこのきっさき。矛、槍、長刀(なぎなた)などの刃の先端のとがった部分。
    1. [初出の実例]「しりぞいてはらはんとすれば、ほこさきにはまれり」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)
  3. 攻撃。攻撃力。また、向かう目標や方向。
    1. [初出の実例]「山県大備にて、人数廻かぬる。廻かぬれば、自、鋒(ホコ)さきも、よはきやうになる」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四八)
    2. 「僕は急に矛先を向けられたので」(出典:冥府(1954)〈福永武彦〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む