短縮URL(読み)タンシュクユーアールエル(その他表記)URL shortening

デジタル大辞泉 「短縮URL」の意味・読み・例文・類語

たんしゅく‐ユーアールエル【短縮URL】

short URL》インターネット上のURL文字数を短くしたもの。入力可能な文字数に制限のある簡易ブログインスタントメッセンジャーなどで、URLを入力する際に用いられる。リダイレクト機能を利用したもので、ユーザーが任意のURLを短縮できるサービスもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「短縮URL」の意味・わかりやすい解説

短縮URL
たんしゅくゆーあーるえる
URL shortening

インターネット上でウェブサイトを特定するためのURLを、代替する文字列に短く変換したもの、またそのサービス。掲示板やブログ、ツイッターのように入力可能な文字数が制限されている場合などに使用される。一般的には、インターネット上で無償提供されているURL短縮サービスに登録をして利用する。短縮URL内のアルファベットは、大文字小文字については別の文字として区別される、という特徴がある。また、パソコンウェブブラウザーやスマートフォン、タブレット型端末などで使用されるオンラインコミュニケーション用のアプリケーションには、多くの人が利用登録しているURL短縮サービスを使って自動的に短縮URLをつくる拡張機能が用意されているものもある。

 本来のURLと変換後の短縮URLは、両方ともURL短縮サービスのデータベースに登録されており、短縮URLでアクセスがあると、いったんそのデータベースで照合されて、もとのURLがデータベースから送り返され、本来のウェブページを閲覧できるという仕組みになっている。

 利便性が高いウェブサービスであるが、もとのURLとまったく異なる文字列に変換されてしまうため、短縮URLに似せ、危険なサイトへ意図的に誘導するなど、問題も生じている。このような問題点に対応するため、グーグルやツイッターは独自の短縮URLサービスを設けている。また、URL短縮サービスの提供会社も、企業向けサービスなどでは変換後URLの一部に、短縮前の元のURLの一部を表示させるといった付加機能を用意する対策を講じている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

パソコンで困ったときに開く本 「短縮URL」の解説

短縮URL

長いページアドレス(URL)を、短い表記にしたもののことです。専用のネットサービスを使います。短くしたいURLをサービスに登録すると、短いURLが割り当てられ、その短いURLにアクセスすると、登録された本来のページに転送される仕組みです。Twitterのような書き込める文字数に制限のあるサービスでウェブページを紹介するのに便利です。
⇨Twitter、URL、フィッシング

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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