砂糖椰子(読み)サトウヤシ

デジタル大辞泉 「砂糖椰子」の意味・読み・例文・類語

さとう‐やし〔サタウ‐〕【砂糖×椰子】

ヤシ科の常緑高木。葉は羽状複葉葉柄繊維ロープを作り、茎の髄を食用にし、また、花軸から砂糖をとる。インドミャンマーマレーシアなどに産する。

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精選版 日本国語大辞典 「砂糖椰子」の意味・読み・例文・類語

さとう‐やしサタウ‥【砂糖椰子】

  1. 〘 名詞 〙 ヤシ科の常緑高木。マレーシア原産で、東南アジア熱帯で栽培される。幹は黒い毛におおわれ高さ一五メートルに達する。葉は羽状複葉で長さ約七メートル。小葉は長さ約六〇センチメートル、幅約三センチメートルの線形、先は不規則に切れ込み裏面銀灰色を帯びる。花穂は肉質で長さ一メートルぐらいになり、糖分を含むのでつぼみのとき中軸を切って粗糖を製造する。幹から澱粉をとり、葉柄の繊維で縄を作る。シュガーパーム。
    1. [初出の実例]「砂糖椰子(サタウヤシ)馬来比島台湾琉球に植栽されてゐる」(出典:旅‐昭和一八年(1943)終刊号・椰子用途はかくも広い〈上原敬二〉)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「砂糖椰子」の解説

砂糖椰子 (サトウヤシ)

学名Arenga pinnata
植物。ヤシ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物

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