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硝酸ウラニル しょうさんウラニルuranyl nitrate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硝酸ウラニル
しょうさんウラニル
uranyl nitrate

化学式 UO2(NO3)2 。6水和物は柱状か板状の黄色結晶。砕いたり,こすったりすると著しい摩擦発光を示し,ときに爆発を起す。融点 60℃。水,アルコール,エーテルに易溶。水溶液は酸性を呈する。エーテル溶液を太陽光にさらしたまま放置すると爆発を起すことがある。写真用補力液,陶磁器着色剤,分析用試薬などに用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうさんウラニル【硝酸ウラニル uranyl nitrate】

化学式UO2(NO3)2。UO2(NO3)2・6H2Oの6水和物が最も普通であり,ほかに無水和物,1,2,3水和物が知られている。6水和物は市販品がある。UO3またはU3O8を硝酸に溶かして濃縮すると,黄色斜方晶系柱状または板状晶の6水和物が得られる。構造は,O-U-Oに対し垂直な面内に二つのNO3がキレートし,二つのH2Oが配位した六方双錐形の錯体をもつ[UO2(NO3)2(H2O)2]・4H2Oである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硝酸ウラニル
しょうさんうらにる
uranyl nitrate

ウラン()に酸化物イオン(オキシド配位子)2個が配位して生成するジオキシドウラン()、別名ジオキシドウラン(1+)イオンUO2+の硝酸塩。組成式はUO2(NO3)2、式量394.09。ウラニルはUO2+イオンの慣用名であり、正式名称ではない。無水和物のほかに一、二、三、六水和物があり、六水和物が代表的な六価ウランの塩である。六水和物は黄色柱状または板状結晶で黄緑色の強い蛍光を呈する。60.2℃で自身の結晶水に溶ける。医薬、ガラス工業、写真工業などに用いる。[岩本振武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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