コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

硫化カリウム りゅうかカリウム potassium sulfide

3件 の用語解説(硫化カリウムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫化カリウム
りゅうかカリウム
potassium sulfide

化学式 K2S 。液体アンモニア中で硫黄とカリウムを反応させて得られる。無色立方結晶であるが,工業製品はポリ硫化カリウムを含み,黄緑色を呈し,硫肝と呼ばれる。吸湿性が強く不安定。衝撃あるいは急速な加熱により爆発することがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

りゅうかカリウム【硫化カリウム potassium sulfide】

カリウムと硫黄の化合物で,一硫化物のほかに多硫化物が知られている。
一硫化カリウムpotassium monosulfide]
 化学式K2S。純粋なものは無色の結晶性粉末。融点840℃。比重1.805(14℃)。結晶はアンチ蛍石型構造,格子定数a=7.391Å。K―S原子間距離3.18Å。空気中で容易に酸化されて黄色を呈する。潮解性で,水に易溶。エチルアルコールグリセリン,液体アンモニアに可溶。水溶液は強いアルカリ性を呈し,酸によって硫化水素を発生する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫化カリウム
りゅうかかりうむ
potassium sulfide

カリウムと硫黄(いおう)の化合物。カリウムの一硫化物である。単に硫化カリウムというと普通は一硫化物をさし、他はポリ硫化物とよばれる。硫化ナトリウムと同様、硫化水素カリウム溶液に当量の水酸化カリウム溶液を作用させると五水和物を得ることができる。水素気流中で加熱脱水すると無水和物となる。そのほか、カリウムと硫黄を直接あるいは液体アンモニア中で反応させる方法、硫酸カリウムを炭素または水素で還元する方法がある。工業的には炭酸カリウムと硫黄を二対一に混合し、融解して製造する。無色、潮解性の結晶性粉末。空気中で容易に酸化されて黄色を呈する。工業製品(硫肝(りゅうかん))はポリ硫化物K2Sx(xは2、3、4、5など)を含むため黄緑色ないし褐色を呈する。水のほかエタノール(エチルアルコール)、グリセリン、液体アンモニアに溶ける。水溶液は強アルカリ性で、酸を加えると硫化水素を発生する。ほかに二および12水和物がある。角質を溶かす作用があるので皮膚病の治療に用いられる。[鳥居泰男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

硫化カリウムの関連キーワード硫化アンチモン硫化ナトリウム硫化モリブデン硫化物硫化硫化鉄硫化クロム硫化スズ(硫化錫)硫化マンガン硫化レニウム

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone