自然淘汰に対応する概念であり、人間の寿命、出生率、死亡率が、その社会の制度、規範、職業、収入、生活様式などの社会的諸条件によって影響される過程を意味する。具体的には、保健・衛生や医学上の知識、婚姻を規制する法律、一定の租税や賃金などのように、直接的な淘汰を示す事例と、職業上の疾病のように、結果として淘汰の作用を示す事例、の二つの種類がある。ダーウィン主義の影響を強く受けた考え方であり、生存競争と適者生存の結び付きを社会現象のレベルに応用しようとしたグンプロビッチやラッツェンホーファーによって主張されたが、今日ではあまり大きな理論的影響力をもたない。
[田中義久]
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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