デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「祐定」の解説
祐定(4) すけさだ
寛永10年生まれ。備前(岡山県)長船(おさふね)派。与三左衛門祐定の6代の孫。通称は横山平兵衛。寛文4年(1664)上野大掾(こうずけのだいじょう)を受領。新刀期備前派を隆盛にみちびく。銘は「備州長船住横山上野大掾藤原祐定」など。享保(きょうほう)6年11月29日死去。89歳。
祐定(2) すけさだ
備前(岡山県)長船(おさふね)派。永正(えいしょう)-大永(たいえい)のころに作刀。銘は「備前国住中川与三左衛門祐定作」「備前国住長船与三左衛門尉祐定作」など。永正18年(1521)銘の1口(ふり)が重文に指定。江戸時代新刀期の祐定の祖とされる。
祐定(1) すけさだ
備前(岡山県)長船(おさふね)派。明応-永正(えいしょう)(1492-1521)のころに作刀。銘は「備前国住長船彦兵衛尉(ひこべえのじょう)祐定」「備州長船祐定」など。祐定を名のる刀工は数十名にのぼる。