日本歴史地名大系 「神光寺跡」の解説
神光寺跡
しんこうじあと
天台宗、藤島山清浄院神光寺。本尊薬師如来。安政三年(一八五六)の梵鐘有無書上書によれば、上野国世良田長楽寺末、(松原)諏訪上下社の別当の開基、開山は不詳。慶安二年(一六四九)徳川家光の朱印状に「信濃国佐久郡松原村諏訪明神社領同村三拾石事 任先規寄附之訖 別当神光寺両神主如有来 可配分之」と松原神社の別当寺であることを明記している。宗旨は、初め真言宗で、天台宗に変わり、東叡山寛永寺の直轄となり、後、上野国世良田長楽寺の末寺に属して明治に至ったとされているが、その属した年月はつまびらかでない。
末寺は
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報