20世紀日本人名事典 「神田茂」の解説
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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天文学者。1920年(大正9)東京帝国大学理学部天文学科卒業後、ただちに東京天文台に勤務。以来技官として1943年(昭和18)まで、彗星(すいせい)・小惑星の軌道計算に従事。同時に隕石(いんせき)の国内資料を組織的に調査し、また日本古文書を渉猟して、天文関係の古記録を収集した。代表的な著述として、『彗星』(1924)、『年代対照便覧並陰陽暦対照表』(1932)、『日本天文史料綜覧(そうらん)』(1934)がある。天文台を定年退職後、横浜国立大学教授として天文学教育にあたるかたわら日本天文研究会を結成し、『天文総報』を主宰して、天文愛好家たちの啓発指導に尽くした。
[島村福太郎]
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出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…《三正綜覧》はさらに15ヵ所ほどの修正を史料により補うとともに,さらに中国の回々暦,太陽暦の暦日を併記してあり,明治以後歴史学者に多く利用された。しかし,《三正綜覧》には史料調査の不足,誤植が多く指摘され,1932年にはこれに若干の補正を行った《年代対照便覧》が神田茂によって刊行された。しかし,これは使用法に難があり,あまり活用されなかった。…
※「神田茂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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