私通(読み)シツウ

精選版 日本国語大辞典 「私通」の意味・読み・例文・類語

し‐つう【私通】

  1. 〘 名詞 〙 肉体関係を持つことが社会的に許されない男女がひそかに関係を持つこと。密通。
    1. [初出の実例]「夫の我養母と私通せし事を告申せし女ありて、かの私通のもの二人首をきりて獄門にかけられ」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
    2. [その他の文献]〔史記‐魯世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「私通」の読み・字形・画数・意味

【私通】しつう

密通。〔史記秦伝〕易王の母、~秦と私す。燕王之れを知りて、之れに事(つか)ふること厚を加ふ。秦誅せられんことをる。

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