秤に掛ける(読み)ハカリニカケル

デジタル大辞泉 「秤に掛ける」の意味・読み・例文・類語

はかり・ける

秤で重さをはかる。
物事を比べてその利害得失を考える。天秤てんびんに掛ける。「どちらにつくほうが得か―・けて行動する」
[類語]比べるする並べる突き合わせる引き合わせる比較する対比する対照する照合する類比する見比べる引き比べる引き当てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秤に掛ける」の意味・読み・例文・類語

はかり【秤】 に 掛(か)ける

  1. 秤で重さをはかる。
    1. [初出の実例]「其時に石を秤(ハカリ)に懸つつ量る」(出典打聞集(1134頃)老者移他国事)
  2. 物事を比べて、利害・得失などを判断する。
    1. [初出の実例]「秤にかけて見た時には、源氏がなさけは深しといふ人あれども」(出典:随筆・独寝(1724頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android