デジタル大辞泉
「引当てる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひき‐あ・てる【引当】
- 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]ひきあ・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 - ① なでるようにして、物に押し当てる。
- [初出の実例]「此刀をぬき出し、鬢にひきあてられけるが」(出典:平家物語(13C前)一)
- ② 籤(くじ)を引いて賞金・賞品を当てる。
- [初出の実例]「中にわろかりしをひきあてたりしを」(出典:讚岐典侍(1108頃)下)
- ③ おもいもかけないことを身に受ける。予想外の事態をまねく。
- ④ 他のことをひいて自分にあてはめてみる。ひきくらべる。
- [初出の実例]「さてももろき命かな、雄(おんどり)が歎ふといふ。身に引あてて悲しく」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)四)
- ⑤ 借金の抵当にあてる。
- [初出の実例]「兄弟が身上を引あて是迄段々滞り込だ金子何しに相違有ふ」(出典:歌舞伎・けいせい花絵合(1773)口明)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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