精選版 日本国語大辞典 「稲負鳥」の意味・読み・例文・類語
いなおおせ‐どり いなおほせ‥【稲負鳥】
〘名〙 古歌に多くよまれた鳥の名で、古今伝授三鳥(よぶこどり・ももちどり・いなおおせどり)の一つ。どんな鳥かは不詳だが、セキレイ、トキ、スズメ、クイナ、バン、タマシギなどに当てる諸説がある。《季・秋》
※新撰万葉(893‐913)上「山田守る秋の仮廬に置く露は稲負鳥の涙なるべし」
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