20世紀日本人名事典 「竹中労」の解説
竹中 労
タケナカ ツトム
昭和・平成期の評論家
- 生年
- 昭和5(1930)年5月30日
- 没年
- 平成3(1991)年5月19日
- 出生地
- 東京
- 出身地
- 福岡県福岡市東区
- 別名
- 通称=竹中 労(タケナカ ロウ)
- 学歴〔年〕
- 東京外事専露語科中退
- 主な受賞名〔年〕
- キネマ旬報賞ベスト・テン読者賞〔昭和50年〕,日本推理作家協会賞(第44回)〔平成3年〕「百怪・我ガ腸ニ入ル」
- 経歴
- 様々な職業を転々としたのち、昭和33年「東京毎夕新聞」文化部を経て34年「女性自身」記者となり、芸能、政界などの権勢批判に健筆をふるい“喧嘩の竹中”の異名をとる。44年よりフリー。45年「週刊読売」連載の「エライ人を斬る!」で名を高め、芸能評論のほか、小説、シナリオ、ルポ、映画・レコード製作と多彩に活躍。また、41年以降、中国・東南アジア・キューバ・パレスチナ・リビアと民衆の連帯を求めて往復。重信房子にも4回接触した。逮捕歴11回。63年肝臓がんとなるが、闘病中にも「『たま』の本」を執筆。著書は他に「山谷、都市反乱の原点」「琉球共和国」「世界赤軍」「大杉栄」「美空ひばり」「タレント帝国」「日本映画縦断〈1〜3〉」「琉歌幻視行 島うたの世界」「鞍馬天狗のおじさんは―聞書アラカン一代」「ルポライター事始」「竹中労の右翼との対話」「ザ・ビートルズ・レポース」「芸能の論理」「聞書・庶民烈伝―牧口常三郎とその時代〈1〜4〉」など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報