笠子(読み)カサゴ

デジタル大辞泉 「笠子」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ご【×笠子】

フサカサゴ科海水魚沿岸岩礁域にすむ。全長約25センチ。体は長卵形。頭が比較的大きく、とげがある。体色は暗褐色から赤色まで変化に富み、体側に複雑な暗色紋がある。卵胎生。冬に美味。あかうお。がしら。
カサゴ目フサカサゴ科の海水魚の総称ミノカサゴソイメバルメヌケキチジなどが含まれる。

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精選版 日本国語大辞典 「笠子」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ご【笠子】

  1. 〘 名詞 〙 フサカサゴ科の海産魚。全長約二五センチメートル。体色は黒褐色から赤色まで変化に富み、体側に不規則な暗褐色横帯がある。背びれの棘(とげ)は一二本。北海道沿岸から東シナ海分布。沿岸の岩礁帯にすむ。卵胎生。煮つけなどにして美味。冬季がしゅん。がしら。あんぽんたん。からこ。
    1. [初出の実例]「藻魚〈訓毛宇乎〉附笠子(カサコ)魚」(出典本朝食鑑(1697)八)

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普及版 字通 「笠子」の読み・字形・画数・意味

【笠子】りゆうし

かさ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「笠子」の解説

笠子 (カサゴ)

学名Sebastiscus marmoratus
動物。フサカサゴ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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