精神労働(読み)セイシンロウドウ

デジタル大辞泉 「精神労働」の意味・読み・例文・類語

せいしん‐ろうどう〔‐ラウドウ〕【精神労働】

主として頭脳を使ってする労働のこと。頭脳労働

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精選版 日本国語大辞典 「精神労働」の意味・読み・例文・類語

せいしん‐ろうどう‥ラウドウ【精神労働】

  1. 〘 名詞 〙 主として頭脳を働かせる労働。肉体労働筋肉労働に対していう。知的労働。頭脳労働。
    1. [初出の実例]「これは今日の労働━━単に筋肉労働ばかりでなく、口舌労働、精神労働、何でも総ての労働の状態に就いて考へれば明白である」(出典:苦悶の象徴(1921)〈厨川白村〉一)

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改訂新版 世界大百科事典 「精神労働」の意味・わかりやすい解説

精神労働 (せいしんろうどう)

もともと人間の労働には,(1)労働対象に働きかける方法を考える頭脳的エネルギー支出と,(2)その働きかけそのものである肉体的エネルギーの支出という二つの要素がある。資本主義発展とともに技術が進歩するにつれて,この2要素はしだいに分業化され,(1)を主要な内容とする精神労働が,機能を(2)に限定された肉体労働とは区別される職業として自立するようになった。技術の創造応用,生産組織の企画と運営,医療や教育,芸術的創作などが,その具体例である。〈精神労働と肉体労働の分離〉は一般に社会的労働の生産力を高める。しかしそれはまた,後者に対する前者操作支配という新しい階層間の問題をひきおこしている。
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栄養・生化学辞典 「精神労働」の解説

精神労働

 主として肉体を使って行う肉体労働に対して,精神的な活動を主とする労働.

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