糸崎(読み)いとざき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「糸崎」の意味・わかりやすい解説

糸崎
いとざき

広島県南東部、三原(みはら)市の一地区。旧糸崎町。かつては国鉄(現、JR)の機関区があり、山陽本線、呉(くれ)線の機関車の入れ換え基地であった。現在は三菱(みつびし)重工業などの工場立地する工業地域である。国道2号が通じる。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「糸崎」の意味・わかりやすい解説

糸崎
いとざき

広島県南東部,三原市の南東部にある地区。旧町名。 1936年周辺町村と合体して三原市となる。 1893年山陽鉄道開通に伴い,機関区が置かれて鉄道町となった。またこの鉄道と重要な港湾である糸崎港,国道2号線が通じるため,セメント機械などの工場や倉庫が立地。しかし 1960年代に山陽本線の電化が進み,山陽新幹線の駅が三原駅へ置かれてからは,重工業などの工業の町となっている。

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百科事典マイペディア 「糸崎」の意味・わかりやすい解説

糸崎【いとざき】

広島県三原市内の工業地区太平洋セメント三菱重工業の工場があり,2万トン級船舶が入港できる良港をもつ。山陽本線糸崎駅は大操車場をもち,内海産のミカン出荷駅としても重要。
→関連項目三原[市]

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