紫微(読み)しび

精選版 日本国語大辞典 「紫微」の意味・読み・例文・類語

し‐び【紫微】

三教指帰(797頃)中「放曠赤烏之城、優遊紫微之殿
太平記(14C後)一一「紫微(シビ)北辰拱陣も、角やと覚て厳重也」 〔晉書‐天文志上〕

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デジタル大辞泉 「紫微」の意味・読み・例文・類語

し‐び【紫微】

《「紫微垣しびえん」の略》中国古代の天文学で、天を三えん二八宿に分けた、その一。北極星中心とした、小熊座大熊座竜座カシオペヤ座などの星座群にあたり、天帝の住む場所とされた。転じて、天子天位宮廷を示す。紫微宮

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普及版 字通 「紫微」の読み・字形・画数・意味

【紫微】しび

星座の名。天帝。また、天子の居。漢・王延寿〔魯の霊光殿の賦〕乃ち靈光の祕殿を立て、紫に配して輔と爲す。

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