紫雲山(読み)シウンザン

デジタル大辞泉 「紫雲山」の意味・読み・例文・類語

しうん‐ざん【紫雲山】

香川県中央部、高松市市街地の西にある山。標高200メートル。東麓に国指定特別名勝の栗林りつりん公園があり、その借景となっている。

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精選版 日本国語大辞典 「紫雲山」の意味・読み・例文・類語

しうん‐ざん【紫雲山】

  1. 京都市左京区黒谷町にある黒谷浄土宗本山金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)山号

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紫雲山」の意味・わかりやすい解説

紫雲山
しうんざん

香川県中部,高松市の中心市街地の南西部にある山。標高 240mの浄願寺山,166mの稲荷山などから成る開析された溶岩台地大部分は讃岐岩質安山岩で,山麓凝灰角礫岩花崗岩,閃緑岩が露出。山頂部に北大塚,石船塚,猫塚,姫塚など積み石塚があり,安山岩角礫と砂岩円礫を含む。アカマツ林,アカマツ混合林,暖帯性林は鳥類宝庫。谷にはカスミサンショウウオ生息。山は老松が多く紫雲がたなびくように見えるといわれ,稲荷山東麓に栗林公園がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「紫雲山」の意味・わかりやすい解説

紫雲山
しうんざん

香川県中北部、高松市の市街地の西にある山。標高200メートル。特別名勝栗林(りつりん)公園の背後にあり、借景として山の緑がたいせつにされている。松の木が多く、山容はなだらかである。地質的には花崗(かこう)岩の上に安山岩がのったもの。稲荷(いなり)山、浄願寺(じょうがんじ)山(240メートル)、石清尾(いわせお)山などの山々を含めて紫雲山という場合もある。石清尾山には石清尾山古墳群とよばれる古墳が散在する。

[稲田道彦]

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