コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

組合保険 くみあいほけんpartnership insurance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

組合保険
くみあいほけん
partnership insurance

(1) 組合員全員が被保険者で,その組合員の一人が死亡した場合,保険事故として受ける保険金を組合事業への出資に充当するものをいう。 (2) 各種の協同組合,共済組合などが行う保険で,組合員相互で危険,損失を保険するもの。日本では,保険業法によって保険事業を行うものは株式会社または相互会社に限定されているが,組合員の福利厚生,共済事業として火災保険,自動車保険など特定の保険事業を行うことは類似保険として認められている。しかし,立法論的には疑義があり,諸外国では特例法によって組合保険を認め,その事業の監督を保険業法に準じて行うという例が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

組合保険
くみあいほけん

相互組合、共済組合、協同組合など各種の組合によって行われる保険。資本主義経済の登場によって近代的な保険事業が成立すると、それに対応して、経済的弱者の自主的、防衛的組織としての協同組合が事業の一つとして保険事業を展開するようになり、これが今日では組合保険の主流となっている。わが国においては保険業法によって協同組合が保険事業の経営主体となることは認められていない。しかし、農業協同組合法、消費生活協同組合法、中小企業等協同組合法などに、組合員の共済に関する事業を行うことができるという条文があり、これによって共済事業として保険を行っている。とくに農業協同組合が営む共済事業の最近の発展は目覚ましい。なお、わが国では政策保険のなかに組合形態で運営されているものが少なくない。たとえば、経済政策的保険としての農業保険、漁船保険はおもに地域的な組合によって行われており、また社会保険としての健康保険には企業別または業種別に保険組合が設けられている。[金子卓治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

組合保険の関連キーワード提携ローン非営利保険金融機関営利保険全共連

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

組合保険の関連情報