経験カリキュラム(読み)ケイケンカリキュラム(その他表記)empirical curriculum

デジタル大辞泉 「経験カリキュラム」の意味・読み・例文・類語

けいけん‐カリキュラム【経験カリキュラム】

児童生徒経験から発する興味関心中心として構成される教育課程

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精選版 日本国語大辞典 「経験カリキュラム」の意味・読み・例文・類語

けいけん‐カリキュラム【経験カリキュラム】

  1. 〘 名詞 〙 ( カリキュラムは[英語] curriculum ) 児童生徒の現実生活の中から生じる興味、関心、問題を中心に構成される教育課程。知識技能を系統的に構成した教科カリキュラムに対するもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「経験カリキュラム」の意味・わかりやすい解説

経験カリキュラム
けいけんカリキュラム
empirical curriculum

経験学習理論に立脚して構成されたカリキュラム。系統的な教科カリキュラムに対し,児童,生徒の実生活における興味や問題を基礎とし,具体的な問題解決の手段として活用するなかで知識や技能を習得させることをねらいとする。その意味で生活カリキュラムともいわれる。 1920年代のアメリカの進歩主義教育運動のなかで発達した。日本では第2次世界大戦後の教育改革において戦前の画一的な教師中心の教育に対する反省もこめて導入され,一時全国的に普及したが,やがて基礎学力低下が問題にされるとともに急速に衰えていった。

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