ある貧しい絵師に関する逸話を描いた絵巻。伊予守(いよのかみ)に任ぜられた絵師が一族を集めて祝宴を開いたが、喜びもつかのま、領地は他人にとられて年貢もないありさまである。なんとか家を興そうと、絵の奉行(ぶぎょう)をしている法勝寺(ほっしょうじ)の上司にすがってみたが、らちがあかない。家はますます貧しくなり、ついに息子を真言宗の寺に入れ、自分も仏道に志すという物語を、哀れに、またユーモラスに描いている。絵は太めの描線を駆使し、人物の顔や姿態を誇張的にとらえているが、現実的な迫力に富む。鎌倉時代(14世紀)の制作で、野趣のある画風が印象的である。御物。
[村重 寧]
『『日本絵巻大成11』(1977・中央公論社)』▽『『新修日本絵巻物全集18』(1979・角川書店)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新