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継子立 ままこだて

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

継子立
ままこだて

中国の文献にはみられない数学遊戯の一つ。吉田光由が『塵劫記』 (1627) に載せてから有名になった。子供が 30人いて,先腹 (先妻) と当腹 (継母) の子が 15人ずついる。先腹の子を黒い碁石で,当腹の子を白の碁石で表わし,円陣に並べて,当腹の子から右回りに数えはじめて 10番目にあたる者を順次除いてゆき,最後に残った者に跡を取らせる,ということで継母がある仕方で並べた。それでいくと数えはじめの当腹の子が残ることになり,継母の謀略を見破った先妻の子 (継子) は抗議して,同じやり方で先腹の子から左回りに数えることを逆提案する。それでいくとその子が残る。継母はどういう並べ方をしたかという問題である。古くは保元年間 (1156~58) の後白河天皇の頃からあり,日向守藤原通憲がこの算法を伝えたという。『徒然草』などの文献にもみえる。西洋のジョセフの問題,トルコ人とキリスト教徒の問題と同じものである。

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