緊急安全確保(読み)キンキュウアンゼンカクホ

デジタル大辞泉 「緊急安全確保」の意味・読み・例文・類語

きんきゅう‐あんぜんかくほ〔キンキフ‐〕【緊急安全確保】

災害対策基本法に基づいて市町村が発表する避難情報の一。警戒レベル5として発令される。すでに災害が発生しているか、その可能性が高く、安全な避難が困難になっており、命の危険な状態状況が把握できないなどの理由で発令されないこともある。
[補説]避難所への移動ができない場合は垂直避難などを行い、少しでも安全な場所に移動して、命を守る行動が求められる。

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共同通信ニュース用語解説 「緊急安全確保」の解説

緊急安全確保

2021年5月に施行された改正災害対策基本法で設けられ、既に災害が発生しているか切迫している恐れがあり命が危険な状況とされ、最も警戒度が高いレベル5に該当する措置。市町村は高所への移動や近くにある堅固な建物への退避などを指示することができる。気象庁によると、大雨特別警報などが根拠になる。避難情報は他にレベル4の避難指示レベル3高齢者等避難がある。

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