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線度器 せんどきline standard of length

世界大百科事典 第2版の解説

せんどき【線度器 line standard of length】

線度器は平行な2目盛線間の距離,または2目盛線の間隔によって長さを表すものさしである。2目盛線の距離とは目盛線の中心線と中心線との距離である。線度器には一定の長さを示す二つの目盛線だけをもつものと,全長を細かく,例えば1mmごとに分割した目盛をもつものとがある。折尺巻尺,直尺,標準尺などがこれに属し,用途や精度によっていろいろの構造および材料でできている。精密なものさしを作るには,材料として年を経ても伸縮しないで安定であること,温度が変化しても伸縮が少なく,膨張率が知られていること,場合によっては膨張率が0に近いこと,最少の材料で強固であることなどが要求される。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

線度器
せんどき

長さ測定の基準に用いる度器のうち、平面上に平行に刻まれた目盛り線の間隔によって基準の長さを示す目盛り尺の類をいう。これに対して、平行な平面の間隔によって基準を示すゲージの類は端度器とよぶ。線度器には、材質、形態、精度、用途などによって多くの種類があり、測定対象との比較によって実際の測定に用いるほか、事業場における長さ標準を維持管理するための基準、たとえば物差しを製造する際の基準として用いる。形態のうえでは直尺、巻尺、畳尺に大別され、なかでも鋼製の直尺(精密級のものはH形断面をもち、中央部に目盛りが付される)および鋼製の巻尺は長さの実用標準として重要な役割を果たしており、公的機関で目盛り校正されたものが機械工業、建設業、測量などにおいて広く用いられている。[三井清人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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