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縁辺労働力 えんぺんろうどうりょく

大辞林 第三版の解説

えんぺんろうどうりょく【縁辺労働力】

労働市場への参入と引退を短期間で繰り返す不安定な労働力。パートタイマー・派遣労働者・臨時工、また、結婚・出産により退職を余儀なくされている女性従業員などをいう。

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人事労務用語辞典の解説

「縁辺労働力」とは、経済情勢の変動に影響されて労働市場への参入と退出を繰り返し、労働力になったり非労働力になったりする就業形態が不安定な層のことです。具体的には、パートタイマー派遣労働者臨時工などを指します。これに対し、終身雇用であるなど学校卒業から定年退職まで常に労働市場の内部にいて、経済情勢の変化に大きな影響を受けない労働者層のことを基幹労働力、あるいは中核労働力と呼びます。
(2013/10/11掲載)

出典|『日本の人事部』人事労務用語辞典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

えんぺんろうどうりょく【縁辺労働力】

そもそも労働力と非労働力との間には,これを一線で画するような明確な境界があるわけではなく,その間には家事と就業を兼ね,就業は従な主婦を中心とした黒とも白ともつかぬ薄墨色の中間層があって,労働力と非労働力の間をたえず流動しているものである。その結果として,労働力はこの中間領域にある浮動層の断続的な労働市場への参加に応じて,たえず上下に揺れ動くことになる。こうした薄墨色の浮動層を縁辺労働力という。図は,この縁辺労働力が労働市場において景気変動に対するクッションの役割を演じている姿をみるために掲げたものである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内の縁辺労働力の言及

【労働市場】より

…また,労働市場に本来なら現れない非労働力である家庭の主婦や老齢者が,家計収入の補助を目的として労働市場へ参入することが多い。このような非労働力と労働力との間を出入りする家庭の主婦や老齢者を縁辺労働力と呼ぶ説もあるが,これらの層の労働力率の変動は,経済の短期変動にとって無視できない労働供給源である。
[労働需給の質的変動]
 ところで,労働需要は産業構造の高度化や技術的進歩によって質的構造が変化する。…

※「縁辺労働力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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