美質(読み)びしつ

精選版 日本国語大辞典 「美質」の意味・読み・例文・類語

び‐しつ【美質】

〘名〙 生まれつき美しいたち。すぐれた性質。顔かたちや心などについていう。
太平記(14C後)三七「面に紅粉を施し身に羅綺を帯たるは、皆仮なる嬋娟にて真の美質(ビシツ)に非ず」 〔韓詩外伝‐巻八〕

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デジタル大辞泉 「美質」の意味・読み・例文・類語

び‐しつ【美質】

生まれつき持っている、すぐれた性質・顔かたち。
[類語]素質資質資性特質特性属性天分能力

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普及版 字通 「美質」の読み・字形・画数・意味

【美質】びしつ

すぐれた生まれつき。〔漢書儒林、張山拊伝〕關中、顏子(回)の美質り、子夏)・偃(えん)(子游)の學を(か)ぬ。

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