正規の学生と異なり,大学で開設されている授業科目のうち必要な授業科目や興味関心のある授業科目だけを選んで履修する学生のこと。ただし,科目等履修生と違って,履修した授業科目について試験を受けて合格したとしても単位は認められない。聴講生の取扱いは大学学部の定めによって違うが,一般には当該学部において適当と認め,かつ支障のないときに限り,聴講生として許可される。科目等履修生と同様,大学学部が決めた入学料と単位あたりで計算した受講料を支払って当該授業科目を履修する。聴講生の1授業科目の聴講期間は,授業科目により特別な聴講期間が設定されていない限り1年または6ヵ月とされているところが多い。なお複数の学部において聴講生となる場合の入学料は,一つの学部に納入すれば良いのが普通である。
著者: 小笠原正明
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
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