胡麻豆腐(読み)ゴマドウフ

デジタル大辞泉 「胡麻豆腐」の意味・読み・例文・類語

ごま‐どうふ【×胡麻豆腐】

白ゴマのすったものと葛粉くずことだし汁とを火にかけて練り、豆腐状に冷やし固めたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「胡麻豆腐」の意味・読み・例文・類語

ごま‐どうふ【胡麻豆腐】

  1. 〘 名詞 〙 すりつぶしたシロゴマ種子葛粉(くずこ)とだし汁を加えて、火にかけて練ったものを冷やし固めた料理精進料理一つ。姿かたちが豆腐に似ているのでこの名がある。唐豆腐(からどうふ)。〔料理通初編(1822)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「胡麻豆腐」の意味・わかりやすい解説

胡麻豆腐
ごまどうふ

よくすったゴマを豆腐状に固めた料理。禅僧が中国より伝えたもので、精進料理のなかの一つ。ゴマの皮をむいてすり鉢でよくすり、どろどろになったものに葛(くず)デンプンとだし汁を加えて火にかけ、よく練りつめたものを型に流して冷やし固め、鉢に盛っておろしわさびを添える。あんかけにしてもよい。ゴマは市販のクリーム状のすりごまを用いてもよい。ゴマが主であるため、タンパク質、脂質、鉄、カルシウム、ビタミンB1に富み、また、ゴマの皮をむかずに調理したものは多量のカルシウムを含む。精進料理においては主要な栄養源である。禅僧は胡麻豆腐ができないと一人前でないといわれてきた。

河野友美大滝 緑]


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日本の郷土料理がわかる辞典 「胡麻豆腐」の解説

ごまどうふ【胡麻豆腐】


いったごまをすり、くず粉と水を加えて火にかけて練り、型に流し入れて豆腐のようにやわらかく冷やし固めた食品。たれやくずあんをかけたり、しょうがやわさびなどの薬味を添えたりして食べる。精進料理の代表的なもので、和歌山高野山福井の永平寺周辺のものなどが知られる。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「胡麻豆腐」の解説

ごまどうふ【胡麻豆腐】

いったごまをすり、くず粉と水を加えて火にかけて練り、型に流し入れて豆腐のようにやわらかく冷やし固めた食品。たれやくずあんをかけたり、しょうがやわさびなどの薬味を添えたりして食べる。精進料理の代表的なもので、和歌山の高野山、福井の永平寺周辺のものなどが知られる。

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