日本歴史地名大系 「能登川・岩井川」の解説
能登川・岩井川
のとがわ・いわいがわ
能登川は春日山
「経覚私要鈔」の「能登岩井河用水記」には応永二七年(一四二〇)の番水について次のとおり記している。
これによると同年の第一回目の番水の初反(第一番目か)は四月三日に
同用水は建久二年(一一九一)にさかのぼりうるので(興福寺公文所下文)平安期以来の用水と考えられるが、漑水荘園六ヵ庄は毎年申文を提出して番水を競望している。その間に先例もつくられたが、「大乗院雑事記」の文明一七年(一四八五)六月の「能登岩井両河用水相論条々」にはその成敗の次第として、「於此川者以仏生三橋、神殿二个庄為本、其次
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報