膳司(読み)カシワデノツカサ

デジタル大辞泉 「膳司」の意味・読み・例文・類語

かしわで‐の‐つかさ〔かしはで‐〕【司】

古代宮中食膳のことをつかさどった役所律令制では、大膳職だいぜんしき内膳司ないぜんしがある。
春宮坊とうぐうぼう主膳監しゅぜんげん
後宮十二司の一。食膳・食事のことをつかさどった職。
斎宮で、御膳ごぜん調理を扱った所。

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精選版 日本国語大辞典 「膳司」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐し【膳司】

  1. 〘 名詞 〙 令制下の後宮十二司の一つ。尚膳(准正四位)一人典膳(准従五位)二人、掌膳(准正八位)四人および采女六〇人などで構成試食、および御膳酒醴(しゅれい)、餠、果蔬(かそ)などをつかさどった役所。かしわでのつかさ。〔令義解(718)〕

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