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臓器提供意思表示カード ぞうきていきょういしひょうじカード

百科事典マイペディアの解説

臓器提供意思表示カード【ぞうきていきょういしひょうじカード】

単に〈意思表示カード〉もしくは〈ドナーカード〉ともいう。死亡後,自分の臓器を提供する意思があるかないかを本人が生前に書面で示し,家族も同意していることを示すもっとも一般的なカード。カードは本人の意思を代用するものであり,カードの内容いかんで提供される臓器の種類やその方法までもが決定される。 現行では15歳未満の子どもには臓器提供意思を認めていないことなどから,子どもから子どもへの臓器移植の道は閉ざされており,カードが持てるのは15歳以上となっている。 日本移植学会では年間10人のドナー(臓器提供者)が出るためには300万人がカードを持つ必要があると発表した。日本臓器移植ネットワークにはカードの送付依頼や問合せが殺到しており,移植への関心の高さがうかがえる。その反面,1998年4月に行われた読売新聞の世論調査によれば,すでにカードを持っている人が2%,今後持ちたいと思う人が20%に対し,持つかどうか迷っている人は37%と,関心は持ちながらも様子を見ようとする動きが垣間見える。 カードには本人と家族が署名し,提供意思のある臓器に○(まる)をつける。1997年末,脳死後全臓器を提供する意思を持ち,家族も同意していながら,カードに記入漏れがあったために提供につながらなかったケースが発生した。このため,カードを2色刷りにして記入漏れを防ぐなどの対策がとられるようになった。 臓器移植の趣旨に賛同した吉本興業が毎月16日にドナーカードの記入保持者を対象に入場料を割り引くなど,民間の活動も盛んになり,さまざまな角度からカードの普及が模索されている。→臓器バンク移植コーディネーター

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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