精選版 日本国語大辞典 「自我意識」の意味・読み・例文・類語 じが‐いしき【自我意識】 〘 名詞 〙 自分であるという意識。他人や外界と区別した自己の存在の意識で、近代哲学の出発点にもなった。自意識。[初出の実例]「スキーと不慮の死といふ聯想が、自我意識の強いだけに一層怖ろしくて」(出典:弔花(1985)〈豊田三郎〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自我意識」の意味・わかりやすい解説 自我意識じがいしきself-consciousness 主体としての自我に関する意識 (主我) と,他人から見られている自分に関する意識 (自己意識) をいう。自我意識は年齢とともに発達して次第に形成されるが,幼時には生活空間が未分化で,自他の区別が判然とせず,自我意識は明らかでない。発達に伴い,外界の認知,言語の使用,対人関係を通じて自我意識は次第に明確になる。青年期になると,自分自身を意識の対象とし,自分自身の評価に関心をもち,自分に対する一定の価値を設定するようになるが,これを自我水準と呼ぶ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by