デジタル大辞泉
「自然価格」の意味・読み・例文・類語
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自然価格
しぜんかかく
natural price
A.スミス,D.リカードに代表される古典学派の価格理論の重要な概念。スミスは,市場価格はそのときどきの需要供給によって変動する現実に成立する価格であるが,市場価格の変動の中心となる価格を自然価格とした。彼のいう自然価格は,需給が均衡している場合に成立する均衡価格でもある。リカードは,市場価格は同様に需給関係で定まる現実の価格であるが,自然価格は彼の投下労働価値論に立脚したものであり,地代を価値の原因から排除したので,彼のいう自然価格は賃金と利潤とに等しくなる。 K.マルクスは彼らの伝統を批判的に継承して生産価格概念を成立させ,A.マーシャルは長期正常価格という概念に結実させた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の自然価格の言及
【価値】より
…この場合,たとえば市場均衡におけるように理想的に決定された価格がとりもなおさず価値だとみなされているわけである。 このことを端的に示すのが[A.スミス]の自然価格natural priceの概念である。これは自然状態にある価格をもって価値とみなす仕方であり,価値と価格とは概念的に同次元にある。…
※「自然価格」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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