自由の女神像(読み)じゆうのめがみぞう(英語表記)Statue of Liberty

日本大百科全書(ニッポニカ)「自由の女神像」の解説

自由の女神像
じゆうのめがみぞう
Statue of Liberty

アメリカ合衆国、ニューヨーク湾内のリバティー島にある巨大な女神の銅像。像は、右手に松明(たいまつ)を掲げ、左手には独立宣言書を持っている。マンハッタンの南端からフェリーで15分で渡ることができる。古い要塞(ようさい)の上につくられ、台座の高さは約47メートル。像自体の高さ(松明まで)は約46メートル、重さは約250トンで、214個に分けてフランスから運ばれた。エレベーターで台座に登り、さらに螺旋(らせん)階段で像の内部を登って、女神の冠の下にある展望台に出ることができる。フランスがアメリカの独立戦争を助けたことを記念して、フランス国民が募金によってつくり、アメリカに贈った。落成したのはアメリカ独立の承認100年目にあたる1886年である。この像を贈る計画を推進し、制作を担当したのはフランスの彫刻家フレデリック・バルトルディで、母親をモデルにしたといわれている。高さ数メートルの原像がパリのリュクサンブール公園に、また模像がセーヌ川のグルネル橋に近い人工島に立っている。

[紅山雪夫]

世界遺産の登録

アメリカ合衆国にある自由の女神像は1984年に世界遺産の文化遺産として登録された(世界文化遺産)。

[編集部]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界遺産詳解「自由の女神像」の解説

じゆうのめがみぞう【自由の女神像】

1984年に登録されたアメリカの世界遺産(文化遺産)で、ニューヨーク港内のリバティー島にある。正式名称は「世界を照らす自由」(Liberty Enlightening the World)。アメリカの独立100周年を祝い、アメリカとフランス両国の友好のために贈呈された女神像は、フランス民衆の募金をもとにして、フランスの彫刻家のフレデリック・オーギュスト・バルトルディ(1834~1904年)が像を設計し、橋梁技師のギュスターヴ・エッフェル(1832~1923年)が構造を設計、1886年に完成した。像は奴隷制と専制政治を意味する鎖を踏みつけて立ち、右手にはトーチ、左手には「1776年7月4日」と記した独立宣言書を抱えている。300枚以上の銅板をつなぎ合わせて造られ、台座の中には「自由の女神博物館」がある。宝冠には7つの突起があり、それは「7つの大陸と7つの海に広がる自由」を象徴している。台座部分を含めた高さが93mの像はアメリカが誇る自由と民主主義のシンボルで、歴史的にはまだ浅いアメリカの重要な文化遺産の一つであることから、世界遺産に登録された。◇英名はStatue of Liberty

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

デジタル大辞泉「自由の女神像」の解説

じゆう‐の‐めがみぞう〔ジイウ‐めがみザウ〕【自由の女神像】

自由の女神

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

VAR

《video assistant referee》サッカーで、主審・線審のほかに試合を映像で確認する審判員。また、その制度。映像の確認中に検証が必要と判断した場合に無線で主審に伝え、主審はピッチ脇に用...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android