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自由土地党 じゆうとちとうFree-Soil Party

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自由土地党
じゆうとちとう
Free-Soil Party

アメリカの政党。 1848年大統領選挙の前に西部領土への奴隷制の拡大に反対して結成された。 46年のウィルモット修正条項をイデオロギー的基礎とし,「良心的ホイッグ党」を中心に自由党やニューヨーク民主党の奴隷制反対派の代表フリー・ソイラー Free-Soilerが合流して結成された。「自由な土地,自由な言論,自由な労働,自由な人間」をスローガンとし,広く小農民,負債者,労働者,小商人の支持を得た。 48年の大統領選挙では一般投票の 10%,52年には5%しか得られなかったが,連邦議会やいくつかの州議会では議席を得て影響力を及ぼした。奴隷制反対のほか内陸開発,公有地開放などを主張したが,54年以降多くは共和党に吸収された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自由土地党
じゆうとちとう
Free-Soil party

1848年に結成されたアメリカの政党。同年8月9日、この年のアメリカ合衆国大統領選を契機として、自由党の奴隷制廃止主義者、自由土地派のホイッグ党員、民主党の自由土地派であるバーンバーナーズBarnburnersなどが合併して、バッファローで結党された。このとき大統領候補として、1834~41年に民主党大統領であったバン・ビューレンを指名。「自由な土地、自由な言論、自由な労働、自由な人間」を標語に掲げ、奴隷制廃止主義や黒人解放論とは一線を画し、奴隷制拡大反対を主張した。この年バン・ビューレンは投票総数の約10%をとり、5人の下院議員が当選したが、52年の大統領選では候補者ジョン・P・ヘイルは大幅に得票数を減らした。歴史的には共和党結成の基礎を築いた。[竹中興慈]

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