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自貢 じこう

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百科事典マイペディアの解説

自貢【じこう】

中国,四川省中南部の都市。もとの自流井と貢井を合併した都市。古くから岩塩の産地として知られ,塩井が多く,製塩が盛んなため塩都の称があり,四川産塩の2分の1以上を産する。

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世界大百科事典 第2版の解説

じこう【自貢 Zì gòng】

中国,四川省南東部の市。人口101万(1994)。1939年富順県の自流井と栄県の貢井が合併して成立。富順県は宋に始まるが後漢に江陽,北周に富世,唐には富義県を置いた。塩都ともよばれ,戦国末から塩井を掘り,天然鹹水(かんすい)をくみ上げて煮つめ〈井塩(せいえん)〉をとってきた。唐代には規模も拡大される。各王朝は塩税を課して塩の専売をおこなった。また,塩井とともに〈火井〉とよぶガス井から天然ガスを採取し,塩の精製に利用してきた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

自貢
じこう / ツーコン

中国、四川(しせん/スーチョワン)省中南部の市。揚子江(ようすこう/ヤンツーチヤン)支流沱江(だこう/トゥオチヤン)の流域に位置し、成渝(せいゆ)鉄道の支線が通じる。中国有数の岩塩の産地で「塩都」の呼称がある。塩の生産は戦国時代末期に始まり、とくに唐代には大規模な拡張が行われ、歴代王朝は重要財源である塩の専売管理機関を置いた。また、唐・宋(そう)代には塩井戸から噴出する天然ガスを、くみ上げた塩水を煮沸する燃料に使い始めた。1939年、二つの塩産地である富順県自流井(じりゅうせい)と栄県貢井(こうせい)とが合併して自貢市が設立された。53年以後、国営塩務局のもとで現代的採塩場や製塩工場の建設が進められ、今日では塩関連の化学工業も発展し、天然ガスの産地ともなっている。[小野菊雄]

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世界大百科事典内の自貢の言及

【四川[省]】より

…また,戦国時代の終りには利用されていた〈井塩〉も唐代には採掘が本格化する。井塩は〈塩井〉からくみあげた天然の鹹水を煮つめ結晶させたもので,現在の自貢市周辺で採取される塩である。最初,〈自流井〉すなわち塩水が自然に流れでる井戸からとられたもので,のち,地名となった。…

【長江】より

… 江漢平野や岷江などの開発により,長江中流や巴,蜀すなわち四川盆地は秦の中国統一を支えた。この間,戦国時代末には沱江流域の自流井(自貢)では塩井が掘られ,天然鹹水(かんすい)を煮つめ〈井塩〉をとりはじめている。また,三国の蜀代には〈火井〉すなわち天然ガス井も利用されている。…

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