デジタル大辞泉
「臼杵城」の意味・読み・例文・類語
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うすき‐じょう ‥ジャウ【臼杵城】
大分県臼杵市臼杵
丹生島(にうじま)にあった
平山城(
海城)。永祿五年(
一五六二)大友宗麟が築城。櫓
(やぐら)、
石垣、堀の
一部が
残存。亀城。丹生島城。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
うすきじょう【臼杵城】
大分県臼杵(うすき)市にあった中世から近世にかけての平山城(ひらやまじろ)(海城)。戦国時代、府内大友氏館(大分市)より拠点を移した大友宗麟(そうりん)により、臼杵湾に浮かぶ丹生島に築かれた。江戸時代には臼杵藩の藩庁が置かれた。大友氏改易後、石田三成の妹婿である福原氏、太田氏を経て、関ヶ原の戦い後は、1600年(慶長5)に郡上八幡城(岐阜県郡上市)より5万石で稲葉貞通が入封。以降、明治維新まで、稲葉氏15代の居城となった。城には3層4階の天守と31基の櫓(やぐら)が上げられ、総2階造り(上下階の平面が同規模)の重箱と呼ばれる形状をした二重櫓が特徴的であった。廃藩後は天守以下一部の建物を残し取り壊され、周囲の海も埋め立てられた。JR日豊線臼杵駅から徒歩10分。
出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報